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プロのトレード&ストラテジー
ついてる仙人 氏
2017/08/24(14:14)

儲かる人はリスクから遠ざかる!

人は損をするとショックを受けます。更に大きな損をするともっとショックを受けます。しかし、大きな損失を受けると、その前に受けた小さな損失によりショックを受けたという事実を忘れがちになるのです。損失に対する感覚が麻痺してしまうのですね。こうなると少しの損失などどうにでもなると勘違いをしてしまいます。

感覚の麻痺による大きな問題とは、少しの損失に対する意識の問題ではなく、リスクを大きく取るようになってしまうということです。損をすると更に損をするのが怖くなってリスクから遠ざかろうとすると思われがちですが、実際はそうならないのです。
競馬を例にあげてみると、負けがこんできた場合、最終レースに近づくと大穴狙いになる人が多くなります。そして大穴が外れて持ち金すべてを失って家に帰ることになります。

経済学では「リスク」とは「結果が不確実であること」と定義しています。人は基本的にリスクが嫌いなので、冷静なときはリスクが高いことに手を出しません。ところが損をした後や、損をしそうな状況になると、かえってリスクの高いことに手を出してしまい、大勝負に挑んだり、ウマイ話しがあると詐欺師らにつけこまれたりします。

あるアンケートの結果がありますのでご覧ください。

アンケート1 あなたは次のA・Bどちらを選びますか?
A 確実に2万円もらえる。
B 50%の確率で4万円もらえる。

このアンケートでは多くの人がAの確実に2万円がもらえる方を選びました。

アンケート2 あなたは次のA・Bどちらかを選びますか?
A 確実に2万円失う。
B 50%の確率で4万円を失うが50%の確率で何も失わない。

このアンケートでは多くの人がBの50%の確率で何も失わない方を選びました。

アンケート1は「得」として捉えられる質問です。「得」として捉えられる質問ではリスクを嫌います。
アンケート2は「損」として捉えられる質問です。「損」として捉えられる質問ではリスクを取りにいくのです。
「得」か「損」か、という違いでリスクに対する態度が180度かわってしまうのです。このような現象は、「鏡像効果」と呼ばれます。

また、人は得をするよりも損をしたくないという気持ちの方が強く感じます。得をした時の気持ちよりも損をした時の気持ちの方が大きくなるのです。得をした悦びよりも損をした悲しみの方が大きくなるのです。そうなるとどうなるか?損をするくらいなら得をする可能性が同じくらいであっても何もしないでおこうと考えるのです。これを「損失回避」と呼びます。

これは相場に関しても同じことが言えるのです。1回のトレードで損失を出すと、次のトレードでは損失を出したくないという気持ちがおおきく働きます。連続で損失を出すというのは更に大きな損に繋がるからです。
損という意識が大きくなるとリスクを取るようになります。ここで取るリスクとは、含み損になっても損切りせずに利益になるまで待とうとする行動をするということです。「鏡像効果」と「損失回避」が重なって損切りすることができなくなるのです。

個別株であれば塩漬け覚悟で持ち続けることを覚悟するのです。NYダウCFDもSQがありませんから、ずっと持ち続けることが可能ですから損切りせずに持ち続けることになります。そして含み損が更に大きくなっていくのです。そして最終的には追証にかかり、資金がすべてなくなってしまうのです。

相場で儲け続けるためには、リスクをとってはいけないのです。リスクから遠ざかるようにしなければならないのです。
リスクというと、冒険だと考える人もいます。冒険というのはチャレンジするということです。普通の商売や仕事では、「チャレンジするのはいいことだ。」「何にでもチャレンジしていきなさい。」「やれることはどんどんヤリなさい。」と言われます。
しかし、相場という仕事ではチャレンジするのではなく、地道にコツコツと行かねば道は開けないのです。相場の世界で生き残っていくためにリスクから遠ざかってくださいね。

それでは、今週のくりっく株365NYダウのチャートを日足から見てみましょう。
LM197

トレンド判断からです。トレンド判断は、主に2つの方法があります。

1.ピークボトム
2.移動平均(MA)との関係

■日足のトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム
高値安値切り上げは、上昇トレンドです。
高値安値切り下げは、下降トレンドです。

高値切り上げ、安値切り下げ
または
高値切り下げ、安値切り上げは、トレンドレスになります。

ピークボトムの特徴は、なんといっても分かりやすい事。そして価格の動きそのものですので、重要です。

高値の推移 21068-22177
安値の推移 20371-20494

高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

現在の株価が移動平均線の上にあるのか下にあるのかで判断をします。移動平均線というのは、その期間の平均値ですので株価が移動平均線より上の時はその期間の買い方は、利益になっていて売り方は損失になっています。つまり株価が移動平均線よりも上なら上有利ということになり、株価が移動平均線より下なら下有利ということになります。
あとは、移動平均線の傾きを考慮して見ていきます。傾きがきついほどトレンドが強いといえます。ここで見る移動平均線には75本移動平均線を使用します。

移動平均線との関係によるトレンド判断は株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンドです。傾きも右肩上がりで強い動きが継続しています。
先週は次の様に書いていました。

———————-抜粋ここから——————————————————–
ピークボトムによるトレンド判断、移動平均線との関係によるトレンド判断共に上昇トレンドになっています。
20494ドルからの上昇は22177.7ドルまで上昇し、ようやくピークを付けました。
現在は上昇トレンドにおける下落波動ということになります。
相場の原理原則は上昇トレンドでは買いしかしないということです。
そして、しっかりと調整を待ってトレンド方向に戻る時に買うというのが基本です。
22178ドルから短期下落波動に入ったということは調整になったということです。
つまり、この短期下落波動のボトムらしい価格からの上昇が買いエントリーのポイントになるということです。
———————-抜粋ここまで——————————————————–

22178ドルからの下落は25日移動平均線と75日移動平均線の中間線までの調整となり上昇再開という動きになりつつあります。日足ではスイングトレードの買い場だったということがわかります。

では、4時間足と1時間足のチャートを見てみましょう。

4時間足チャート
LM198

1時間足チャート
LM199

4時間足と1時間足のピークボトム合成図
LM200

■それぞれのトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム

4時間足(赤線の価格を見てください)
高値の推移  22076-21916
安値の推移  21967-21599
高値切り下げ安値切り下げの下降トレンド。

1時間足(青線の価格を見てください)

高値の推移  21792-21916
安値の推移  21599-21729
高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

4時間足は株価が75本移動平均線の下にあるので下降トレンド。
1時間足は株価が75本移動平均線と同価格帯にあるのでトレンドレス。

■総合的にトレンドを判断してみましょう。

4時間足
ピークボトムによる判断 下降トレンド
移動平均線による判断  下降トレンド

1時間足
ピークボトムによる判断 上昇トレンド
移動平均線による判断  トレンドレス

日足では買える動きになっていますが、時間足を見ると4時間足は下降トレンドで下有利、1時間足は上昇トレンドにおける調整の動きが75本移動平均線までとなっていて上有利。4時間足と1時間足が逆を向いている状況です。
1時間足をメインに見た場合は、日足のボトム確定を見越し1時間足の調整からの上昇を買うという方針で見ていくことができますので、1時間足75本移動平均線からの反発を買うということになります。4時間足をメインで見ると下降トレンドであり株価は移動平均線の下という弱い動きですから売りを考えていけます。1時間足の75本移動平均線を割り込んだ後の戻しが弱ければ売るという方針になりますね。
ここからの動きで買いも売りも考えられるチャートです。言い方を変えるとどちらにでも動くことができるチャートであり、わかりづらいチャートとも言えます。方針を建てるのが難しいと感じるのであれば何もせずに見ているだけという方針でもいいでしょう。
私達個人投資家には休むという選択が与えられています。自分の得意とする動きになるまで1ヶ月でも2ヶ月でも休んで待っていればいいのです。待つということは相場の世界で生き残っていく大切な要素でもあるのです。

今回はここまでにします。今回の記事が少しでもみなさんの人生とトレードにとってお役に立つことになれば嬉しいです。
※昨年10月から始まったこのコラムですが、次回8月31日で一区切りとさせていただきます。

 

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ついてる仙人 氏
個人投資家から絶大な支持を得る「相場塾」を主宰。その一方、ブログで、NYダウ、日経225先物、FXなどの今後の動きや売買の考え方を随時公表するなど、情報発信を行い、好評を得ている。
テクニカル分析に定評があり、長年に渡り「日経平均先物・ミニ」のカテゴリーでブログランキング1位を継続している。
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