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プロのトレード&ストラテジー
ついてる仙人 氏
2017/07/06(10:59)

ビギナーズラックは偶然ではない!

ビギナーズラックとは初心者が往々にして得る幸運のことを言います。初心者があっという間に大儲けしちゃったりするやつです。
ビギナーズラックとはギャンブルの世界から出てきた言葉だそうです。今では多くのことにビギナーズラックという言葉を使う様です。ビギナーズラックは偶然の産物だと思っている人がたくさんいます。そしてそういう人は、初心者に対して「ラッキーだったね。」などと言ってそれで終わらせてしまいます。実はビギナーズラックというのは偶然ではないのです。ビギナーズラックは起こるべくして起こっているのです。こんな話信じられますか?

私たちが行っている相場の世界でもビギナーズラックで勝っちゃったという人はたくさんいるでしょう。この記事を読んでいるあなたがビギナーズラックの経験があるのであれば思い出してみてくださいね。相場を始めた当時は相場に対して難しく考えていなかったはずです。

「相場なんて上がるか下がるかしかないんだ。」「単純なもんなんだ。」と思っていたでしょう。

人間というのは、ものごとが分かってくるとだんだんと難しく考えるようになるのです。知識や情報が増え、考えが広がってくるとそこに迷いが生じてきます。ある程度経験を積んだトレーダーが次のようなチャートを見ると迷う様です。

・1時間足の移動平均線はゴールデンクロスしていて買いだがEMAでは売りシグナルが出ている。
・15分足では単純に上昇トレンドが継続していて移動平均線の下限まで株価が押している。

相場の勉強をして知識が付いてくると、どっちを優先するべきなのかを迷うようになります。相場には難しい場面と優しい場面というのがあります。しかし、ビギナーにとってはどの場面が難しくてどの場面が優しいのかわからないのです。そしてゴールデンクロスも知らなければEMAという言葉さえ知りません。ですから直感で一番シンプルな1時間足の上昇トレンドにおける押し目を買ったりするのです。そしてそのシンプルなエントリーが結果として利益につながるのです。相場におけるシステムは複雑にすればするほど利益から遠ざかっていきます。

有名なタートルズの売買手法を思い出して下さい。タートルズの売買手法は単なるブレイク売買のシステムです。こんなにも単純なシステムが機能し続けトータルで利益をもたらしてくれたのです。「シンプル・イズ・ベスト」という言葉をよく聞きますね。シンプルなものが一番なのですね。

私のブログや本の感想に、とても分かりやすい言葉で書いてあるというものが多くあります。実は私自身が難しい言葉や単語がよくわからないのです。ですから誰にでもわかるというよりは自分に分かる言葉でブログや本を書いているのですね。(笑)それが結果として多くの人に分かりやすいものになっているのだと思います。
「簡単なものほど奥が深く本当は難しいものだ」なんてことを言う人もいます。でも考えてみてください。「簡単なもの」が難しいわけないじゃないですか。簡単だから簡単と呼ぶんですよね。簡単なものは簡単なままなのです。それを深く考えすぎて難しくしちゃっているだけなんですね。
ものごとを難しく考え複雑にしていくことは、なにやらすごいことをしているように感じられるかもしれません。複雑にしていくことが賢いことだと多くの人が思っています。相場に関するニュースや情報はネット上に氾濫しています。ですから複雑に考えようと思えばいくらでも複雑に考えることができるのです。だからこそ複雑さを整理してシンプルに考えていくことが大切になります。

私が本やブログに書くことは相場の原理原則を元にしています。
相場の原理原則は
●上昇トレンドでは買いしかしない。
●下落トレンドでは売りしかしない。
●上昇トレンドでは押し目買いをする。
●下落トレンドでは戻り売りをする。

こんなにも単純なことなのですね。相場の原理原則をしっかりと理解し、自分のものにすることが出来れば「ビギナーズラック」というものがビギナーにだけ起こるのではなく常に自分に起きる出来事だということがわかるようになります。どんな職業の人でもその道を極めた人はとてもシンプルな考え方をし、シンプルにものごとを進めていくのです。シンプルこそが利益を上げていく方法なのですね。「ビギナーズラック」を生涯続けていけるようにシンプルに考えシンプルにいきましょう。

それでは、今週のくりっく株365NYダウのチャートを見てみましょう。

先週の記事では次の様に書いていました。
>ここからの方針は21501ドルを上回るのを確認してから短い時間軸の調整(押し
>目)を待って買い場探しとします。
>短い時間軸の調整を待つという方針ですが、下否定での上への動きに戻ったので、
>この調整は価格の調整にならずに時間の調整になる可能性が高くなります。
>1時間足の時間の調整からの上昇再開を買うというイメージで見ていくとにしま
>しょうか。

1時間足チャートをご覧ください。
LM171

先週記事を書いたのはAの時点です。ここから21501ドルを上回るのを待ってからの買い場探しというシナリオでした。しかし、記事を書いた後は21501ドルを上回ることなく下落し、直近安値である21305ドルを割り込んできました。(B地点)これにより、1時間足は高値が切り下がると共に安値も切り下がり、高値切り下げ安値切り下げの下降トレンドに転換しました。この動きで買える動きではなくなったということになりますので、様子見に変更です。

では今週のシナリオを考えていくことにしましょうか。日足から見ていきましょう。
LM172

トレンド判断からです。トレンド判断は、主に2つの方法があります。

1.ピークボトム
2.移動平均(MA)との関係

■日足のトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム
高値安値切り上げは、上昇トレンドです。
高値安値切り下げは、下降トレンドです。

高値切り上げ、安値切り下げ
または
高値切り下げ、安値切り上げは、トレンドレスになります。

ピークボトムの特徴は、なんといっても分かりやすい事。そして価格の動きそのものですので、重要です。

高値の推移 21068-21548(未確定)
安値の推移 20371-20494

高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

現在の株価が移動平均線の上にあるのか下にあるのかで判断をします。移動平均線というのは、その期間の平均値ですので株価が移動平均線より上の時はその期間の買い方は、利益になっていて売り方は損失になっています。つまり株価が移動平均線よりも上なら上有利ということになり、株価が移動平均線より下なら下有利ということになります。

あとは、移動平均線の傾きを考慮して見ていきます。傾きがきついほどトレンドが強いといえます。ここで見る移動平均線には75本移動平均線を使用します。

移動平均線との関係によるトレンド判断は株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンドです。傾きも右肩上がりで強い動きが継続しています。

ピークボトムによるトレンド判断、移動平均線との関係によるトレンド判断共に上昇トレンドになっています。先週に引き続き上有利な状況が続いています。日足ではこのまま上を見ていけることになります。

では、4時間足と1時間足のチャートを見てみましょう。

4時間足チャート
LM173

1時間足チャート
LM174

4時間足と1時間足のピークボトム合成図
LM175

■それぞれのトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム

4時間足(赤線の価格を見てください)
高値の推移  21496-21548(未確定)
安値の推移  21305-21205
高値切り上げ安値切り下げのトレンドレスですが2つ前の高値も上回っているので実質上昇トレンド。

1時間足(青線の価格を見てください)

高値の推移  21548-21510
安値の推移  21454-21401(未確定)
高値切り下げ安値切り下げの下降トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

4時間足は株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンド。
1時間足も株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンド。

■総合的にトレンドを判断してみましょう。

4時間足
ピークボトムによる判断 上昇トレンド
移動平均線による判断  上昇トレンド

1時間足
ピークボトムによる判断 下降トレンド
移動平均線による判断  上昇トレンド

21501ドルを超えられずに21496ドルでピークを出した後は1時間足4時間足共に移動平均線の帯を下回りましたが、その後、反発し移動平均線の帯の上に戻っています。4時間足は21540ドルからの動きで下降トレンドに転換しましたが、21205ドルからの上昇で2つ前の高値21501ドルも上回ってきたので実質上昇トレンドに戻ったという判断をすることが出来ます。1時間足は21548ドルからの動きで高値が切り下がり、安値も切り下がったので下降トレンドになっています。4時間足は上昇トレンド、1時間足は下降トレンドという逆の動きです。

ただし、1時間足を見ると株価は75本移動平均線よりも上にあり、弱い動きではありません。21548ドルからの波動は3波動目になっています。1つ目の波動が21548-21454の下落波動、2つ目の波動が21454-21510の上昇波動、3つ目の波動が21510-21401の下落波動です。この動きは21548ドルからの3波動の調整と見ることができます。

4時間足も75本移動平均線の上にあり、更に上昇トレンドですから、21548ドルからの調整の動きと考えられます。つまり、1時間足4時間足共に21548ドルまでの上昇に対する調整の動きだと考えることができるのですね。ここからは4時間足の75本移動平均線を下回るまでは買いを考えていくことができます。1時間足は21401ドルの後75本移動平均線から反発してきています。もう一度75本移動平均線を試しに来るのを待って、75本移動平均線を大きく割り込まずに反発するのであれば、反発の動きを買うという方針で見ていくことにします。

今回はここまでにします。今回の記事が少しでもみなさんの人生とトレードにとってお役に立つことになれば嬉しいです。

 

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ついてる仙人 氏
個人投資家から絶大な支持を得る「相場塾」を主宰。その一方、ブログで、NYダウ、日経225先物、FXなどの今後の動きや売買の考え方を随時公表するなど、情報発信を行い、好評を得ている。
テクニカル分析に定評があり、長年に渡り「日経平均先物・ミニ」のカテゴリーでブログランキング1位を継続している。
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