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プロのトレード&ストラテジー
ついてる仙人 氏
2017/06/22(10:19)

相場は自由度の高い商売だ!

相場って自由な部分が多くありますよね。自由度が高いということは、自分の好きな様にできるということですが、利益を上げ続けるためには自分でルールを決めておく必要があるのですね。

「なんとなく上がりそうだから買った。」

この様なトレードをしても誰にも文句を言われることはありません。株価が上がって利益になったときはいいのですが株価が上がらなかったとき、買ってから下げたときはどうするのでしょうか。自分で自分に文句を言うことになります。

競馬を例にしてお話をしますね。競馬の場合、競走馬がスタートする前に、馬券(勝馬投票券)を買う必要があります。そして馬がゴールをして勝ちか負けかが確定します。当然、馬券を買った後は途中で換金することはできませんね。

相場の場合はどうでしょうか。市場が開いていればいつ買うのも、いつ売るのも自由です。含み損になっていても、損切りしなければ負けが確定することはありません。含み益になっていても、利食いしなければ儲けが確定することはありません。返済する時までに含み益がなくなっていれば勝ちではありません。返済する時までに含み損がなくなっていれば負けではありません。つまりエントリーから返済までのすべてを自分で決める必要があるのです。競馬で言えば競走馬が走りだした後でも馬券を買うことが出来ます。第3コーナーを回ったところで換金することもできるのです。

相場で利益を上げるためにはルールがないところにルールを持ち込む必要があるのですね。上がりそうだから買ったという理由だと間違いだった時に損切りする基準がありません。どうなったら損切りするのかが決まりませんね。上がりそうだから買ったのだから損切りする時は下がりそうだから損切りした。ということになります。こんないい加減な売買をして勝てるわけがありませんね。

例えば次の様なルールを決めればエントリーから返済までが明確になります。15分足の移動平均線が上向きで、75本移動平均線までの調整があった。調整後、反発したので買った。この時の前提条件は、75本移動平均線を割り込まないで止まったから買ったという条件ですから75本移動平均線を割りこむとロスカットをすることになります。

●前提条件があって初めてエントリーをすることができる。
●エントリーした前提条件が崩れたので損切りをする。
●うまく行けば利食いになる。

ルールを決めるとはこの様な考え方をするということです。相場のシナリオを立てるというのも基準作りに活かすことができます。例えば次の様に考えることができます。

1時間足の調整から高値を更新できずに4時間足の調整に移行した。この時に考えられることは、
「4時間軸の調整なので、RCIが売られすぎになるぐらいまで下がるか75本移動平均線まで下がることになるだろう。ということは、75本移動平均線近辺で待ち伏せしておこう。」
「また、4時間足RCIが買われすぎから売られすぎになるのは、約5日かかるのであと半日ぐらいは見送りになるだろう。」
「75本移動平均線までの間に、支持線があるならそのあたりも意識されるかもしれない。」

そしてその後に次の様に考えることができます。株価が4時間足の75本移動平均線まで下がってきたときに考えられるのは
「4時間足の調整ならば、ここから更に下がってはいけない。」
「反発に入れば、高値更新する動きになるはずなので上昇の動きが鈍いとおかしい。」
「2番天井で、日足の調整に移行する可能性を考えて怪しい動きが出れば、欲張らずに利食いする方がいいので、トレイリングストップは厳しめにしておく。またドテン売買も十分狙うことができる。」
この動きになれば、こうなるはずだ。という基準があれば、その通りになれば普通ですし、そうならない場合は、転換のシグナルとして警戒し対応しておくことができます。今の動きはどの時間軸の動きなのかという様に考えることが基準作りに役立つのですね。基準があると、物事を論理的に考えることができます。価格の動きは、無秩序だからこそ、参加する側は論理的に考える必要があるのですね。

いきなり論理的に考えると言われてもと思われているかもしれませんね。
最初は、「なぜエントリーするのか」「なぜ見送るのか」ということを論理的に考える様にするといいでしょう。そのエントリーが損切りになっても利食いになってもかまいません。
損切り=間違いではありません。
利食い=正解でもありません。
勘での売買や理由もなくエントリーを続けていても上達することはありません。

「ピークボトムが切り上げ中で売られすぎになったので買った。」とか「15分足の移動平均線で支持されたので買った」など論理的に考えていれば損失になってもいいのです。この記事を読んでいる方でもマルチタイムチャートを見ることや、シナリオを立てることなどやったことない人が多くいらっしゃるでしょう。でも安心してください。最初から100点を取る必要はありません。徐々に習得していけば良いのです。その為の勉強です。

それでは、今週のくりっく株365NYダウのチャートを見てみましょう。

先週の記事では次の様に書いていました。
>ここから新規で買うのであれば、しっかりと調整を待ってからになります。
>イメージとしては赤線の動きになり、Eで買うということになります。

先週のチャートをご覧ください。
LM160

次に現在のチャートをご覧ください。
LM161

先週の記事で書いたEは上のチャートではBに当たります。
つまり、Bが買いのポイントになったということです。
Bで買った場合のロスカットは直近安値を割り込んだところに設定します。
Bで買い損ねたとしても次の押し目からの上昇Cで買うことができます。
Cで買った時のロスカットラインはCの前の安値を割り込んだところに設定します。
Bで買ってもCで買っても大きな利益に繋がる売買になりました。

それでは現在の日足から見ていきましょう。
LM162

トレンド判断からです。トレンド判断は、主に2つの方法があります。

1.ピークボトム
2.移動平均(MA)との関係

■日足のトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム
高値安値切り上げは、上昇トレンドです。
高値安値切り下げは、下降トレンドです。

高値切り上げ、安値切り下げ
または
高値切り下げ、安値切り上げは、トレンドレスになります。

ピークボトムの特徴は、なんといっても分かりやすい事。そして価格の動きそのものですので、重要です。

高値の推移 21068-21540(未確定)
安値の推移 20371-20494

高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

現在の株価が移動平均線の上にあるのか下にあるのかで判断をします。移動平均線というのは、その期間の平均値ですので株価が移動平均線より上の時はその期間の買い方は、利益になっていて売り方は損失になっています。つまり株価が移動平均線よりも上なら上有利ということになり、株価が移動平均線より下なら下有利ということになります。

あとは、移動平均線の傾きを考慮して見ていきます。傾きがきついほどトレンドが強いといえます。ここで見る移動平均線には75本移動平均線を使用します。

移動平均線との関係によるトレンド判断は株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンドです。傾きも右肩上がりで強い動きが継続しています。

ピークボトムによるトレンド判断、移動平均線との関係によるトレンド判断共に上昇トレンドになっています。先週に引き続き上有利な状況が続いています。20494ドルを付けた5月18日からの上昇では2日連続の陰線になったのは5月29日30日に続いて2回目です。今回もヤヤ押しで調整終了となるのでしょうか。

では、4時間足と1時間足のチャートを見てみましょう。

4時間足チャート
LM163

1時間足チャート
LM164

4時間足と1時間足のピークボトム合成図
LM165

■それぞれのトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム

4時間足(赤線の価格を見てください)
高値の推移  21228-21540
安値の推移  20942-21109
高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

1時間足(青線の価格を見てください)

高値の推移  21407-21540(未確定)
安値の推移  21228-21309
高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

4時間足は株価が75本移動平均線の上にあるので上昇トレンド。
1時間足も株価が75本移動平均線の下にあるので下降トレンド。

■総合的にトレンドを判断してみましょう。

4時間足
ピークボトムによる判断 上昇トレンド
移動平均線による判断  上昇トレンド

1時間足
ピークボトムによる判断 上昇トレンド
移動平均線による判断  下降トレンド

1時間足の株価が75本移動平均線を割り込みました。そして終値で75本移動平均線を割り込んでからは10本が経過しています。直近安値の21309ドルを着けた時は2本だけ75本移動平均線の下に出てから反発しています。その前の安値21358ドルの時も2本だけ下回っています。今回10本連続下になったというのは、調整ではなく下落転換の可能性が出てきているということです。ただし、直近安値は21309ドルですから現在の株価からは100ドルほど下になっていますので、まだ下落転換に繋がるほどの下落ではありません。
4時間足で見ると21109ドルから21540ドルまで431ドルの上昇に対して21540ドルからここまでの安値21387ドルまでは153ドルの下落です。431ドルの上昇に対して153ドルの下落ですから35.5%の下落です。ほぼ1/3押しという水準です。
1時間足は75本移動平均線を割り込んでいますが、今の下落は21540ドルまでの上昇に対する調整の動きだと考えることができます。そしてこの調整は4時間足の調整だと考えられますので、今後は4時間足25本移動平均線と75本移動平均線の間からの上昇を買うという方針で見ていくことになります。

今回はここまでにします。今回の記事が少しでもみなさんの人生とトレードにとってお役に立つことになれば嬉しいです。

 

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ついてる仙人 氏
個人投資家から絶大な支持を得る「相場塾」を主宰。その一方、ブログで、NYダウ、日経225先物、FXなどの今後の動きや売買の考え方を随時公表するなど、情報発信を行い、好評を得ている。
テクニカル分析に定評があり、長年に渡り「日経平均先物・ミニ」のカテゴリーでブログランキング1位を継続している。
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