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プロのトレード&ストラテジー
ついてる仙人 氏
2017/05/18(22:42)

感情の相場日誌を付けよう!

私達は何のためにトレードを行なっているのでしょう。

生活のため?相場に参加することにより経済を知るため?相場を楽しむため?車を買うため?今よりももっといい生活をするため?いろいろな理由があると思いますが、結局のところ相場から利益を得るためですね。
相場で利益を得るために必要なことは安い価格で買って高い価格で売ることです。逆に高い価格で売ってから安い価格で買い戻すことです。つまり、買った価格から利を伸ばすことです。しかし、これが難しいのですね。
利を伸ばすということは損失を受けてはいけないと考えてしまうからです。損失になったら利を伸ばすどころか利がなくなってしまうのです。実際に相場で利益を得続けるためには「損切りをして、利を伸ばす」これが大切なのです。なぜ、損切りをしなければならないのか?それは私達の資金には限界があるからです。

何百億円もの資金を持って相場の世界に参加する人はいないでしょう。多くの人は数十万円から数百万円で相場をスタートさせていると思います。この資金がなくなったら私達は相場に参加することができなくなるのです。相場とは参加するための資金がなくなった時点で強制退場しなければならないのです。強制退場しないために損切りは絶対に必要なことなのです。自分の資金の減少を最低限に留めることができるのが損切りです。資金を守るために損切りをするのです。このことが理解できれば損切りを行いやすくなります。

しかし、人間には感情があります。その感情がジャマをして損切りが出来なくなることもあるのですね。ですからまずは相場をやっている時の自分の感情を知ることが大切です。自分の感情を知るため、感情を分析するために、感情の相場日誌を付けることをおすすめします。

私は相場日誌を付けることを推奨しています。通常、相場日誌に書く内容というのは次のようなものです。

・エントリーやイグジット理由
・見送った理由
・エントリー結果
・当日の回顧
・翌日のシナリオ

今日お伝えするのはこの相場日誌ではなくもうひとつの相場日誌についてです。

相場というのは株価の変動が大きく、株価の予測をすることもできません。その様な状況の中で自分の大切なお金を使ってトレードをするのですから不安になるのは当たり前のことです。その不安を少なくするために私たちは手法を固め、その手法を元にトレードをするのです。
それでもトレードをしていれば感情の起伏があるのは当たり前です。この感情の起伏は誰もが普通に経験していることです。不安というものは痛みと言い換えることもできますね。人間の体は叩かれたりすると痛みを感じます。この痛みがあるから防御をしようとしたり注意をしたりするのですね。

痛みを感じなければ非常に危険な状態にあっても全く気づかないということがあり得ます。痛みは注意を促すサインになっているのです。痛みというとマイナスのイメージで捉えてしまうことが多いのですが絶対に悪いというものではありません。痛みというのは生きていく上において、とても大切なものなのです。

不安という痛みも見方を変えれば非常に役立つものなのではないでしょうか。不安というのはストレスに対する自然な反応であると言えます。しかし、不安がトレードのミスに繋がることも多くあります。不安が大きくなると利食いすべきではない場面でも利食いをするようになります。ロスカットをしなければいけない場面なのに損失が大きくなるという不安によってロスカットができなくなります。不安がトレードの妨げになる場合もあるということは確かです。
しかし、自分がどのような状況の時に不安を感じるのかがわかれば、それに対処することもできます。トレード特有の不安に対処できるようになれば正しい売買を行うことができるようになります。
マーケットで起こる出来事は不安やマイナス思考の引き金になることが多く、トレーダーが正しい判断を下したり、状況に合わせて柔軟な対応を行うことの妨げになります。正しい売買を続けるためには、その時の状況をよく理解し行動を起こさなければなりません。そのためには自分の感情の動きを知っておくことが必要になります。自分の感情の動きを知るためにはどうすればいいのでしょうか。それは「感情の相場日誌」を付けることです。

「感情の相場日誌」って何?そう思われる方もいらっしゃるでしょう。感情の相場日誌とは自分の感情が相場に合わせてどのように動いているかを記録していくのです。

例)
○19:00 仕事から帰ってきてチャートを見た時の感情はどうか。
買いをメインにシナリオを立てているが朝よりかなり上昇しているな。高くなったところで買うのは嫌だなぁ。買ってから下がったらどうしよう。利食いできなかったらどうしよう。エントリーをするべきかしないべきか迷っている。

○20:25 節目まで上昇した後はしばらくヨコヨコになった。
ヨコヨコになったのでここからは下がらないだろう。ここで買うことにしよう。でも買った後に下がったらどうしよう。下がったら下がったで仕方ない。よし買おう。

○21:45 買った後にすぐに20ドル下落した。
買ってからすぐに上昇することなく下落したのでもっと下がるのではないかという不安な気持ちになる。しかし、チャートを確認したら単なる押し目であると判断できた。不安が和らいだ。

○22:15 買値に戻った。
エントリー価格に戻ったことで安心する。もっと上がれもっと上がれと思う。不安という感情はなくなっている。

○22:35 買値から20ドル上の価格が付いた。
30ドル上に利食い指値をしているが自分の約定までは後10ドル離れている。早く上がれ、早く上がれと願っている自分がいる。もし自分の指値が通らずに下落したらどうしようと不安になる。1回目の利食いができなかったらそのまま下落し結局今回のトレードは損失になるのではないかと不安になる。

○22:55 買値から30ドル上で1回目の利食いができた。
すごく安心している自分がいる。と同時にもっと上がれ、もっと上がれと心の中で叫んでいる。

○23:25 再びエントリー価格まで戻った。
1回の利食いはできているが残りの建玉をここで返済するのはもったいないと思う。反面、これ以上下がって残りの建玉がロスカットにかかりトータルで損失になったらどうしようと思う。返済しようか耐えようか迷っている。

○23:50 下落してロスカット価格近くまで株価が下落する。
ロスカットしなければならない価格に近づいたのだが我慢しようとしている。ここで耐えろ。下げ止まれ。上昇しろ。と願っている。もしここから急落してロスカットが遅れて損失が大きくなったらどうしようと考え不安になる。

○24:25 一気に75ドル下落しロスカットできなかった。
すごいショックを受けている。やっぱり下がったかと思っている。ロスカットできなかったことを悔やんでいる。10ドルの利益でもいいから利食いしておけばよかったと考えている。損失が大きくなったことを悔やんでいる。

上記の様な感情を持ちながらトレードをしているとすれば、感情に流されたトレードをしているということになります。感情によって判断をして感情による行動を取ることになるでしょう。このようなトレードをしていたら利益を上げることなどできないでしょう。感情が判断をする上で誤った指針になっていることが一目瞭然です。

この様に感情の相場日誌をつけていくとどのような状況の時に自分が不安になるのかがわかってきます。そして不安になる状況がわかればそれに対処することもできるようになります。買値から20ドル下落するといつも不安になるのであればエントリー後しばらく株価が動かなくなった時点で建玉のうち半分を返済してみると精神的に楽になったりします。その結果不安が和らぎ損益も向上したのであれば次も同じような行動を取れば良いことになります。

いつもロスカットを我慢することによって損失が大きくなり嫌な感情を持つことが度重なるのであればその感情を排除するために、はじめに決めたロスカットを守れる様になります。ロスカットを守ることにより嫌な感情がなくなってくれば成績も安定してくるようになります。

どのような状況で嫌な感情になるのかがわかればその感情にならないように対処することができるようになるのです。

「感情の相場日誌」を付けることによって今まで自分では気づいていなかった感情に気づくことができるようになります。そして否定的な感情が日誌から消えていくようになると正しい売買が多くなってきます。正しい売買が多くなれば当然成績も安定し利益が増えてくることになるのです。

損益が安定しない方は、明日から「感情の相場日誌」を付けてみてくださいね。必ずあなたの役に立つと思いますよ。

それでは、今週のくりっく株365NYダウのチャートを日足から見てみましょう。
LM135

トレンド判断からです。

トレンド判断は、主に2つの方法があります。

1.ピークボトム
2.移動平均(MA)との関係

■日足のトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム
高値安値切り上げは、上昇トレンドです。
高値安値切り下げは、下降トレンドです。

高値切り上げ、安値切り下げ
または
高値切り下げ、安値切り上げは、トレンドレスになります。

ピークボトムの特徴は、なんといっても分かりやすい事。そして価格の動きそのものですので、重要です。

高値の推移 20138-21170
安値の推移 19781-20371

高値切り上げ安値切り上げの上昇トレンド。

2.移動平均(MA)との関係

現在の株価が移動平均線の上にあるのか下にあるのかで判断をします。
移動平均線というのは、その期間の平均値ですので株価が移動平均線より上の時はその期間の買い方は、利益になっていて売り方は損失になっています。つまり株価が移動平均線よりも上なら上有利ということになり、株価が移動平均線より下なら下有利ということになります。

あとは、移動平均線の傾きを考慮して見ていきます。傾きがきついほどトレンドが強いといえます。ここで見る移動平均線には75本移動平均線を使用します。

株価は昨日の急落により75本移動平均線の下になりました。移動平均線との関係によるトレンド判断は下降トレンドです。

ピークボトムによるトレンド判断は上昇トレンドですが、移動平均線との関係によるトレンド判断は下降トレンドに転換しました。
ピークボトムによるトレンド判断は上昇トレンドですが、近いうちに4月26日の21068ドルがピークとして確定してきそうです。
そうなるとピークは21170-21068と切り下がることになり、上昇トレンドは終了しトレンドレスに転換します。また、20371ドルを割り込むとトレンドレスから下降トレンドに転換してきます。日足は下降トレンドへの転換に向けた動きになってきています。

では、4時間足と1時間足のチャートを見てみましょう。

4時間足チャート
LM136

1時間足チャート
LM137

4時間足と1時間足のピークボトム合成図
LM138

■それぞれのトレンド判断を見ていきます。

1.ピークボトム

4時間足(赤線の価格を見てください)
高値の推移  21045-21030
安値の推移  20794-20585(未確定)
高値切り下げ安値切り下げの下降トレンド。

1時間足(青線の価格を見てください)

高値の推移  20999-21030
安値の推移  20950-20585(未確定)
高値切り上げ安値切り下げのトレンドレスですが2つ前の安値も割り込んでいて戻しらしい戻しがないままの下落になっています。この動きでは実質下降トレンドと言って良いでしょう。

2.移動平均(MA)との関係

4時間足は株価が75本移動平均線の下にあるので下降トレンド。
1時間足も株価が75本移動平均線の下にあるので下降トレンド。

■総合的にトレンドを判断してみましょう。

4時間足
ピークボトムによる判断 下降トレンド
移動平均線による判断  下降トレンド

1時間足
ピークボトムによる判断 下降トレンド
移動平均線による判断  下降トレンド

4時間足と1時間足のトレンド判断がすべて下降トレンドになりました。

短い足から下降トレンドに転換し、日足も下落転換に向けての動きになっています。総合的に考えて下有利であり売りをメインに考えていけるチャートです。

先週は次のように書いていました。
>上に動き出すのであればそろそろ動き出さなければなりません。上に動けなけれ
>ば売り物が出てきそうですね。
>つまり、今の状況は上にも下にも行ける形であり、新規で売買をするのには適し
>ていないチャートです。

上に動き出さなければならないチャートでしたが、上に動くことが出来ずに下落となりました。つまり上否定ということになります。上に動かなければならない状態で下になったということは、下への力が更に強くなる可能性があります。
ここまでの安値は20585ドルになっていて、今は1時間足の調整に入っています。まだアヤ戻しの状態ですが、この戻しが終わる場面を売るという方針で見ていくことになります。しっかりと抵抗帯で売りたいですね。

売るイメージは下図の様になります。青四角で囲っている部分が抵抗帯になります。
LM139

今回はここまでにします。今回の記事が少しでもみなさんの人生とトレードにとってお役に立つことになれば嬉しいです。

 

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ついてる仙人 氏
個人投資家から絶大な支持を得る「相場塾」を主宰。その一方、ブログで、NYダウ、日経225先物、FXなどの今後の動きや売買の考え方を随時公表するなど、情報発信を行い、好評を得ている。
テクニカル分析に定評があり、長年に渡り「日経平均先物・ミニ」のカテゴリーでブログランキング1位を継続している。
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